オルソ・ケラトロジーとは
「オルソ」は矯正、「ケラト」は角膜、「ロジー」は学問・療法を意味します。
オルソケラトロジーは「歯を矯正するように角膜を矯正することはできないか」という考えを基に、高酸素透過性ハードコンタクトレンズを使用して角膜を変形させ、近視を矯正しようとするものです。
近視矯正手術(LASIK)との違い
LASIKは、いったん受けてしまえば元にもどすことはできませんが、近視矯正オルソケラトロジーは、レンズの装用をやめれば元にもどります。
未成年の方でも実施可能です。
近視矯正法オルソ・ケラトロジーに向いている方
近視矯正手術までふみきれないが、めがね・コンタクトレンズを使用しないで生活を送りたい方。
ただし、すべての方が実施できる矯正法ではありませんので、矯正法を実施する前に、十分な検査・説明をさせていただきます。
オルソ・ケラトロジーに適応しない方
●強度の近視
●強度の乱視
●眼科的疾患がある
●重度のドライアイ
●重度のアレルギー体質
●その他医師から不適応と判断された方
●医師の指示を守れない方
オルソ・ケラトロジー治療プログラムの流れ
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1. 適応検査
予約の必要はありません。
近視度数、視力検査、眼の一般検査・診察を行い、眼の病気がないかを調べます。また、オルソ・ケラトロジー治療を受けられる基準を満たすかを判断します。 -
2. 治療プログラムの説明とテスト装用
予約が必要です。予約できる日は不定期です。適応検査後に予約をお取りします。
オルソ・ケラトロジー治療プログラムの説明、レンズ装用のための検査・診察を行います。
実際にレンズを装用して、レンズの装用感と効果を体験して頂きます。当日は2時間から3時間程度かかります。
この時点で検査結果をもとに治療に使用するレンズを決定します。 -
3. 治療(装用)開始
レンズが出来上がったら指定日に再来院して頂きます。
レンズの装用・レンズの取扱説明および今後の定期検査スケジュールについての説明をします。 -
4. 定期検診のスケジュール
装用開始、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、 以後3ヶ月毎定期検診を行います。
原則予約の必要はありません。